COMPANY PROFILE

会社名七久里農園[にこにこトマト]
住所 〒395-0244 長野県飯田市山本2551-2
電話番号 0265-48-0688
FAX 0265-49-0511
七久里農園WEBサイト https://nanakurinouen.co.jp/

トマト好きの経緯

小さい頃、リアカーで野菜などを売りに来てくれるおばあちゃんがいました。私は、美味しいトマトが食べられると思い、嬉しくて外に出て行きましたが、残念。トマトはひとつもありませんでした。それを知った私は大泣き。一緒にいた近所の方が買っていたトマトを分けてくださったことがあります。

保育園時代、私は、自分の名前がなぜかうまく言えず、「ともこ」ですが、早く言おうとすると、「ともと」になってしまい、朝、保育園へ行ってきます、をするときに、必ずおじいちゃん、おばあちゃんに、「ともと、ともと、ともと、とーもーこー、ともと、とーもーこ」と披露してから出かけていました。ともと、とまと、ともこ、似ていませんか?

生まれてくるときに、トマトのことを忘れないように、ともとしか言えないようにして、ともこという名前に決めて生まれてきたのか!?と想像し、勝手に楽しんでおります。忘れもしない小学2年生の夏、農家にお泊りへ行かせてもらった時のこと。農家の方がおやつに出してくれたトマトが、すごく美味しくて。10人くらいいた一緒にお泊りをした仲間たちは、1個か2個食べて遊びに行ってしまいましたが、私はずーっと食べていました。トイレへ行きたいのも我慢しながら。いよいよトイレへ行かなくちゃと、思ってトイレまで行きましたが、ほんの少し遅く、間に合いませんでした。そんな苦い経験もするくらい、子どもの時からトマトが好きだったようです。小さい頃は、トマトが好きという自覚はなかったですが。

自覚が出たのは、学生時代、マカロニサラダが好きという友人がおり、はて、私は何が好きだろうと考えたら、
あ、トマトだ!と思いだし、学生時代はベランダでトマトを栽培し、就職先もトマト農家へ決め、就職。トマト好きの農業好き夫と知り合い、長野県飯田市にて、1棟のトマトハウスを借り、新規就農しました。長女が7か月の時でしたがおんぶしたり、遊ばせながら、目の前に沢山の美味しいトマトがあるのが嬉しくて、若さとやる気で、働きました。作り手の私たちがトマトを食べたいし、子どもたちにも安心安全なものを食べさせたいので、農薬はできる限り使わず、美味しいものを作ることを心がけていました。

遊休農地を借りられるようになり、面積も増え、冬の間の仕事として、ネギ栽培がスタート。寒いのが苦手な私は、子育てを理由にさぼりました。3人目の子どもが保育園へ行くようになると、さぼる理由もなく、ママ友に頼んで、冬の間だけネギの葉きりに来てもらい、一緒に作業してもらいました。黙々と一人で作業するのとは違い、おかげで楽しくできました。

夏場の作業も増えてきて、一人ではできなくなり、作業をお願いするようになりました。それでも、いろいろな不満と体力的にがんばれなくなり、私のやっている畑の作業はほかの方でもできることに気づき、畑には入らず、それまで並行してやっていた宅配便と、夏の間の実家の軒先での直売と、トマトジュース、ピューレの販売をやって行こうと思いました。加工品なら、美味しいトマトの味を残しながら、
一年中お客様へお届けでき、喜んでいただけるのではと思っています。せっかくなら、心のこもったトマトジュースをお届けしたいと思い、ありがとうトマトジュースを作りました。